データエンジニアの役割とニーズ

データエンジニアは、データを収集したり、加工したり、人工知能開発の機械学習に欠かせない教師データを作成することが主な仕事になります。そして、そのためのデータベースの設計や構築、運用面も任されることが多いようです。
また、データアナリストやデータサイエンティストが分析に必要なデータを取り出しやすいようにする環境を整えることも求められ、これもデータエンジニアの大きな役割といえます。

データエンジニアは、データを分析する側のデータサイエンティストやデータアナリストとの連携が欠かせません。データを使用する人たちをどれだけ念頭に入れているかが、仕事の成否を分けるといっても過言ではないでしょう。
また、データの品質を向上させる努力も求められます。収集したデータはそのまま使用することができないケースも多いため、重複データをはじいたり、西暦や和暦などの表記の揺れなどを修正するといったデータクレンジングなどの地道な作業も必要です。

厚生労働省職業情報提供サイトによると、データエンジニアの平均年収は660万円をこえています。人工知能の開発が進むなど、ビッグデータの活用の動きが広がっていることから、データエンジニアの需要は今後も高止まりすることが考えられます。そのため、実務経験を積み、専門分野を持つことができれば、高い報酬を得続けることも夢ではないでしょう。
データエンジニアは国内だけでなく、海外でもニーズが非常に高く、語学力があれば、国内外で長期にわたって活躍できるかもしれません。